スリランカ生活2ヶ月目
この期間はホームステイが始まり、タミル語を使ったコミュニケーションの難しさを肌で感じたり、シンハラ地域に派遣される同期が先に派遣されるなど、スリランカについた時は半分くらい観光気分が抜けなかったけどこの時期になると活動が近づいてくるのがわかる。
それが楽しみで楽しみで仕方なく早く活動先でいろいろなことがしたいと強く思うようになる。
加えて私たちよりも先に活動されている先輩隊員の活動を見に行く機会もより活動のイメージを膨らますいい機会になったと思う。
その方の派遣先は、コロンボ付近にあるゴミの最終処分場である。
この処分場の強み2点ある。
1つは、トラックスケールの導入と業者の管理である。トラックスケールを使いゴミの量を計ることができ、どの業者(自治体)がどれだけのゴミを運んできたのか管理できる。
量計算ができるということは、この処分場がどれだけでいっぱいになるかということも計算ができる。ちなみにこのままいくとこの処分場は2年ほどでいっぱいになるとのこと。
また、ウエストピッカーと呼ばれるゴミの中から金属を拾い生計を立てる方の雇用も行い、雇用捻出にも努めているところが素晴らしい点と言える。
2つ目は、コンポスト機会の導入である。
こちらは日本の支援を受けて導入されているものの、効率的に質の良いコンポストを作成できる。
生ゴミの排出が多いスリランカにとってはゴミ削減につながる一つの解決策である。
一方で課題もある。
前述した通りこの最終処分場は2年ほどでいっぱいとなってします。その原因はコロンボ付近の人口の増加および消費の増加である。
また日本のように焼却をして埋め立てているわけではないので、ゴミそのものの体積も大きい。従って根本的にゴミの排出量を減らしていかないとゴミを処分する場所がなくなってします。
結果今でも積まれたゴミ山から汚水や臭いが出ており近隣住民から迷惑であるという声が上がっている。
二つ目にコンポストの質である。あまり分別がうまくいっていない(他の地方都市に比べるとかなりよう)ので有機ゴミだけではない、プラスチックなどのゴミも混じっている。その結果コンポストの質が良くないとのことであった。
こういった活動を通し、認知に行った際に何ができるのか、そして自分のもともとやりたかったことである学校教育での啓発活動がどれだけできるのか不安半分期待半分で任地へ赴くことになった。
見学先のゴミ処理場
遠くに写ってるショベルカーと比べてもいかに大きいかわかる
ゴミ分別はされているよう
曜日ごとに分別品を回収している
実際は未分別のゴミが多いのが現状
啓発活動が大事
244日/730日