価値観は変わっていくのか
おしゃれな格好というのは国によって違うし、個人によっても違う。
日本で言えば、はやりの格好をするのもおしゃれだし、独自路線を貫くのもまたおしゃれだと感じる。
特に髪型は老若男女バラバラで、男性でもロングの人もいるし、染めてる人もいるしTPOに沿っていればある程度の格好は許容される。
女性もロングの方が美しいという考え方はいまはもうなく、ショートやボブを好む方もいる。
日本ではおしゃれの価値は固定的なものではなく多用的なものであると考えられていると感じる。
スリランカではどうだろうか。
自分の今の髪型はベリーショートとショートの間くらい。耳に少しかかる程度にサイドがあり、襟足も少し見える程度である。
良くも悪くも普通である。
しかし、スリランカ人から言わせるとダサいとのこと。
自分の容姿をダサいと言われているわけではなく、髪の長さを見てそう思うらしい。
スリランカでは男性は、サイドも襟足も刈ってスッキリさせていることがかっこいいとされている。
そんな短い方がいいとされる髪型なのに対し、髭を貯えることはOKという不思議さ。
その人に似合っているとか、個性的とか関係なく、かっこいいの価値観が統一されている。
女性に関しても同じで、女性は黒髪ロング以外の選択肢がない。
同期のオフィスで髪を染めた方がいたらしいが、その方は周りからダサいと言われたらしい。
また洋服に関しても厳しく、女性はなるべく肌の露出を控えた格好が良いとされている。
特に膝を見せるかなり過激な印象を与えるらしい。
でもサリーを着るとお腹周りが見えて、それはそれでセクシーだと思うのだが、それは気にならないらしい。
このように常におしゃれの価値観が統一され周りから逸脱してるとよくないと思われる環境にいるのはどういった気持ちなのだろうか。
自分は日本の割と自由な価値観で生活してきたからか、スリランカの考えは受け入れにく。
みんな同じであるべきという同調圧力は日本以上な気がする。
しかし、価値観や習慣は時代によって変わって行くものだと考えるので、数年後、数十年後にスリランカを見たときにどのように変わっているのか、それとも変わっていないのか。
将来から今を振り返ると面白いと思う。
そんなに長いように見えないと思うのだけど
271日/730日